3on3FreeStyle 帝国魔導図書館【フリスタ攻略データベース】

これは、フリスタ界の再生を司る女神の物語。

フリスタとeスポーツについて

〜皇歴2019年 春〜


1年ぶりの公式大会が4月に開催された。・・・が、周知の通り我が帝国軍はまさかの大惨敗を喫してしまった。常勝を義務付けられている我々にとっては目を背けたくなるにわかに信じ難い結果だが、しかし事実は事実として重く受けとめるべきだ。そして二度と同じ過ちを繰り返さぬために、帝国の頭脳にして総戦術指揮官たるこの私が自戒をこめつつ改めて敗因を分析してみたい。


帝国弱体化の要因はいくつか考えられたが、旧EnjoyD帝国時代の五賢帝たちの離脱、中でも晩年のエース格たるA氏をあのような「不幸な事故」で失ってしまった影響はやはり大きい。しかしながらそういった戦力ダウンの部分はあらかじめ計算に入っていたし、それを踏まえた上で我が帝国軍の第2の頭脳たる最新鋭マザーファックコンピューター、通称「C.H.A.R.Iシステム」も優勝確率99.999998%を示していたのだ。


これは表面上の戦力ダウンだけが敗因ではない。そう確信した私は、ひとまず大会の動画を全て視聴しなおし、選手たちの一挙手一投足まで細かく注視した。すると、ふとしたことである違和感に気付いてしまったのだ。


我が帝国兵たちのトレードマークとでも言うべき黒きオーラ、すなわち「暗黒闘気」が、選手たちの体から全く発せられていないのである。


改めて旧EnjoyD帝国時代の過去の動画を見直すと、薄っすらとだが選手たちから黒いモヤのようなものが出ているのが見えるはずだ。(もし見えぬ者がいれば、その者は即ち無資格者であり残念ながら一生涯に渡り帝国臣民にはなれない)それこそが暗黒闘気であり、全ての帝国兵たちの力の源泉であった。


その暗黒闘気が知らぬ間に我々の体から綺麗さっぱり失われてしまっている。何故そのような事態に陥ってしまったのだろうか?


実はその理由についておおよそだが見当はついている。周知のとおり現在の帝国、即ち「超神聖かっぺダンク帝国」は旧帝国時代のような悪の軍団ではなく、「愚かなる民衆を正しく導くために活動する善なる組織」として転生を果たしている。


その転生の過程、つまり闇の者から光の者へと生まれ変わる過程で、同時に暗黒闘気までもが失われてしまったのだろう。


そうと分かれば話は簡単だ。次回の大会に向けて我々がすべきこと、それはもちろん暗黒闘気を再び我々の手に取り戻すことだ。しかしそのために以前のように心まで悪に染まってしまっては元も子もない。暗黒闘気に取り込まれるのではなく、逆に取り込み利用する。孫悟空親子がセル戦を前にスーパーサイヤ人化を常態化させていたが、あのイメージだ。おそらくこの道は困難を極めるだろうが、選ばれし者たる我が帝国兵たちなら、きっとこのような試練も乗り越えてくれるはずだ。


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さて、少々前置きが長くなったのでそろそろ本題に入るとしよう。


銀田チームの勝利で幕を閉じた公式大会だが、事前に懸念されたような大きなトラブルもなく大会運営を完遂した点についてはジョイシティ社を評価したいと思う。1年前はそれすら満足に出来なかったのだからこれは大いなる進歩である。


そんなジョイシティ社だが、嘘か真か、彼らはいずれフリスタを「eスポーツ」化していきたいう野望を抱いているという噂を小耳に挟んだ。


確かにフリスタは見た目的にはカードゲームなどより余程スポーツ然としているし、表面だけ見ればまさに「eスポーツ」の名に相応しいゲームにも見える。

ならば将来的にフリスタはeスポーツ化が可能なタイトルなのであろうか?



答えはもちろん「NO」である。



当然ながらフリスタがeスポーツを名乗れるわけがない。むしろこのゲームの存在そのものが全ての「スポーツ」に対する冒涜である。


その最たる理由はもちろん能力カードシステムにある。キャラのステータスを課金によって大幅に上げることができるこのシステムは、現実のスポーツ界に例えると明らかに「ドーピング」に相当する。つまりこのゲームはドーピング行為を協会側が推進しているようなものであり、前代未聞である。


課金ゲームがeスポーツ扱いされる、それ自体は今の時代、別段めずらしいことではないが、例えばハースストーンやヘンタイストーン等のようなカードゲームにおいて、課金要素はあくまでも「デッキの幅を増やす」ために用いられるものであって、間違ってもカードのスタッツ、つまり能力値そのものを上げられるような事があってはならない。もしそんな事が出来てしまったらその時点でゲームバランスは崩壊するし、なにより金持ちが圧倒的に有利な仕様は公平性を著しく欠いておりスポーツ精神そのものに反する。


ゆえに「キャラの能力値を金で買えない」こと、これこそがeスポーツを名乗る上での最低条件であり、端的にフリスタはその最低条件を満たしていないのでeスポーツを名乗れるわけがない。もし名乗ったところで世界中から失笑を買うだけである。


そしてそういった状況下であるのは流石に民衆たちもわかっているようで、中には「大会だけはあらかじめ決まった能力カードを選択するルールにしたら公平なのではないか?」といった意見を持つ者もいるようだ。


しかしこれは如何にも愚民らしい浅はかな発想だ。もしそうであるならばあらかじめ課金ガチャの画面に「当てたカードは公式大会では使用できません」と表記しておかなければ詐欺でしかないし、大会でも使える、むしろ大会で勝つためにと思って課金した廃課金ユーザーたちが黙っちゃいないだろう。なにより課金が無意味というイメージがつくのはジョイシティ社にとって非常に面白くない事態なのだ。


とはいえせっかくの公式大会だ。運営としてもある程度の公平性は獲得したい。そこで無(微)課金ユーザーと廃課金ユーザー、双方がある程度納得しそうな丁度いい着地点を模索した結果、運営は期間限定の訓練権を大会で使えるルールへと(おそらく大会直前に)変更した。確かにこれにより課金力による能力値の差は、廃課金者たちの課金の意味を無に帰すことなく「ある程度」縮めることが出来た。


しかしあくまでもある程度でしかない。依然として不平感は残るし何だか歪んでいる。全ての物事に共通するが、スタート地点を間違えた時点で軌道修正には限界があるのだ。


さて、これまでフリスタがeスポーツになれない、その最たる理由がまるでドーピングを推進しているかのような能力課金システムにある事を語ってきた。しかし課金システムの問題というのは多くの民衆にとっても比較的わかりやすいポイントであり、これをわざわざこの私が語ることに今更感はあったかもしれない。


しかし、驚くべきことにフリスタがeスポーツになれない理由はその課金システムとは別にもう一つ存在する。


フリスタがeスポーツを名乗れないもう一つの理由・・・それはそもそもゲームのジャンルとしてフリスタは「スポーツゲーム」ではないからだ。


フリスタというゲームを形容するに相応しいジャンル名、それは「ハンティングアクション」であり、更にいえば「イジメエンターテイメント」である。


ただでさえテクニック、ゲームに対する経験値の面で不利であり、味方同士で連携を取ることも難しい野良の初心者を、固定を組んだ古参ユーザー達が能力値で圧倒的に勝るキャラを使い、味方同士で意思疎通しながら彼らを蹂躙していく様は、はたから見て狩りの現場であり、もっといえばイジメでしかない。


なぜジョイシティ社は頑なに固定は固定のみでのマッチングとなる仕様にしなかったのだろうか?一応クラブ対抗戦モードも存在するが、日時限定でイベントなどもこなせない不便な仕様もあり形骸化して久しい。いずれにしても固定マッチについてはユーザーの意思に任せるのではなくシステムで強制すべきだ。


そしてそういったシステムの構築を怠った結果、固定側が「雑魚狩り楽しいぜヒャッハー!」と思っていようが、逆に「雑魚ばかりでつまらないな」と思っていようが、はたまた「なんか申し訳ないな」と思っていたとしても、そういった個々人の思惑とは無関係に、結果として強烈なイジメ空間が成立する。


そしてイジメられた側は仕返しとして2chの晒しスレを学校裏サイト的に駆使することで鬱憤を晴らしているので、ゲームの過疎具合の割に晒しスレは常時フル稼働しており、もはや晒しスレこそが本スレのような状況に陥っている。


このような末期的な状況に、この私をもってしても流石に頭を抱えておる。繰り返すが我が新帝国軍の新たなる使命は愚かなる民衆を正しく導き、フリスタ界に蔓延る悪意の連鎖を断ち切ることにある。しかし我々の力をもってしても、限界はあるのだ。


フリスタは3on3のゲームであり基本的には協力プレーを楽しむものだが、実際にそれを実践すると色んな人が不幸になるようにできている。この腐りきった支配構造を根本から破壊するためには運営、即ちジョイシティ社の協力が必要不可欠だ。


ジョイシティ社がフリスタに固定マッチを採用しゲームを作り変え、その後に我が帝国が改めて民衆の意識改革を促す。ジョイシティ社と帝国のコラボレーションこそが、フリスタ界を救う唯一の最適解である。


ゆえにジョイシティ社はフリスタをeスポーツ化したいなどといった大それた過度な妄想を抱くのを即刻やめるべきだ。現状のフリスタ界はドーピングとイジメが横行しており、スポーツマンシップとは程遠いのだから。まずはフリスタからイジメ要素を廃することを目標に尽力する。そこから始めていただきたい。


しかし・・・正直なところそれすらも些か遅きに失した感は否めない。固定マッチなどは本来サービス開始当初、あるいは遅くともクラブシステム導入までには搭載されてしかるべきものであり、仮にいまさら搭載されたところで過疎化の影響から碌に機能しない可能性が高い。


ジョイシティ社と帝国による世界の救済。それが叶わぬというのなら、我が帝国としては最後の手段を取らねばなるまい。即ち「粛清による世界の浄化」である。


新規プレーヤーの参入を極力避ける。ただそれだけで粛清は達成される。新規という名の新たなる生贄の供給を断ち、現存のプレーヤーは我々廃課金固定が狩りつくしていくことで人は枯渇していく。するとほどなくしてサービス終了のお知らせが掲載され世界の浄化は達成されるであろう。


しかしそれは職務放棄ではないかと疑問を持つ者もいるかもしれない。確かに我が新帝国軍は民衆を正しく導き世界を救うことを目的としている。が、ここで言う「民衆」とはフリスタ民だけのことではない。「フリスタ民を含む全世界の民」のことである。もしこの世界にとってフリスタという存在が毒にしかならないのであれば、我々は全世界の民衆のためになんら躊躇なくこのフリスタ界を粛清する所存だ。


とはいえ最後の手段の行使にはまだ些か時期尚早だ。アプデの予定もあるというし、いましばらくはフリスタ界とジョイシティ社の動向を見守っていこうと思う。しかし今後もこの腐りきった支配構造が破壊される見込みがないとの結論に至った時、改めて我々がこの世界に対し手を下すことになるだろう。


・・・審判の時は近い。



FIN



P.S.

といった感じで今回のブログを完成させたのが2日前。そろそろ今日あたり公開しようかなと思っていたら、6月からランクマッチが導入されるとの速報が。おかげでブログ後半部分で行なったマッチングシステムへの批判の大部分は無意味な感じになった。


私がブログを使ってジョイシティ社へのネガキャンを試みれば、ジョイシティ社もまたこのブログへのネガキャン的なアプデをして対抗する。やはり帝国とジョイシティ社は相容れぬ存在ということか。


まあいずれにせよまだランクマの仕様もわからないし、はたして今回指摘したような問題が解決されるかも不明なので、とりあえずブログはこのまま公開します。つーか8時間かけて書いたものを没にしたくないんや!


兎にも角にも、ひとまずジョイシティ社が民衆に歩み寄りの姿勢を見せ、(たぶん)イジメゲームからの脱却を図ろうとしている点を高く評価します。粛清の脅威からは幾分遠のいたと考えてよいでしょう。



あと今回の内容とは全く関係ないけど、たまに晒しスレで「チャーリーはBAN経験者」みたいな書き込みを見かけることあるけど完全にデマだからそこは訂正させろ!


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おそらくだいぶ前にせんと氏がツイートしたネタ画像(*の大きさからして違うんだが)を真に受けちゃったピュアボーイがいて、そこから伝承されていったのだと思うが、いまどきのキッズはネタに対して「これはネタである」といちいち説明せにゃわからんのだろうなあ。


嘘を嘘であると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい。


かの2ちゃんねる創始者たる「ひろゆき氏」の名言である。


よって今後も陰口については不問とするが嘘は否定していきます。




尚、せんと氏とはこの名誉毀損の件に関して係争中である。