3on3FreeStyle 帝国魔導図書館【フリスタ攻略データベース】

これは、フリスタ界の再生を司る女神の物語。

帝国式ゲームオブザイヤー&クソゲーオブザイヤー2018

◾︎帝国式ゲームオブザイヤー2018


・最優秀作品賞


謎解きメール(シルバースタージャパン)


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・評価(各10点満点)

独創性 2

ゲームバランス 4

グラフィック 1(いらすとや多用)

ボリューム 5

操作性 2

キャラクター 1(いらすとや多用)



ダウンロード専用ゲームである本作は価格が200円と安価で、内容的にもその値段に見合ったシンプルで非常に底の浅い内容となっており、クイズゲームとしてもボリューム水増し目的の手抜き問題が数多く散見されるなど、本作「謎解きメール」は一般的なゲームユーザーの視点から評すればまごうことなき駄作である。


だが、本作の真の魅力はそういった普遍的評価基準とは一線を画したその優れた文化的存在意義にある。


本作の存在意義・・・それは勿論、この私チャーリー山岡を発掘したことだ。


私は今でこそ帝国きっての頭脳派として幅広く知られ、「智を司るもの」「帝国のルルーシュ」といった二つ名を拝命し、我が帝国軍の全指揮系統を担うまでになっているが、そのきっかけとなったのが本作の陛下配信である。


皇暦2018年春、当時の私はまだ帝国内でもこれといって特徴の無い、ただの一般兵にすぎなかった。しかしたまたま本作の配信動画に出演するやいなや、その類まれな博識ぶりとそれに裏付けられた知性をいかんなく発揮し、後に配信での私のめざましい活躍を「かっしー皇帝陛下」にも認められたことで見事に昇進を果たし、ついには我が帝国軍の戦術予報士へと就任する運びとなった。


そして同時に私もまたこれまで隠されていた自身の内に秘めし恐ろしいまでの才覚に気づくことが出来たのだ。


ただの一般兵を稀代の指揮官へと覚醒させたその功績は計り知れない。ややもすれば持て余し気味であった我が帝国軍の戦力も、黄金の脳細胞を有するこの私なら最大限に活かすことができる。そして私はこの戦争を我が帝国軍の完全勝利という形でもってすみやかに終結させることで戦いの被害を最小限に食い止め、その後に恒久的世界平和を実現させるだろう。


そういった観点から本作「謎解きメール」は近い将来必ずやノーベル平和賞を受賞することになるであろう傑作である。まさにゲーム史に残る歴史的偉業を達成することになる本作を2018年度の最優秀作品とすることにもはや異論をはさむ余地はないだろう。



・次点


Ultimate Chicken Horse


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・評価(各10点満点)
独創性 9
ゲームバランス 4(キャラ性能差が激しい)
グラフィック 8
ボリューム 5
操作性 9
キャラクター 9


マリオメーカーパーティーゲームへと昇華させた傑作。ゲーム製作においてアイディアこそが最も重要なファクターであるとユーザーに再認識させた。しかし同時に本作はあくまでもゲームらしいゲームでしかなく、ゲームの枠組みをゆうに超えている謎解きメールに比べると些かインパクトで劣る。今年は相手が悪かった。 



◾︎帝国式クソゲーオブザイヤー2018


・大賞


Dead by Daylight


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・評価(各10点満点)
独創性 8
ゲームバランス 7
グラフィック 2
ボリューム 5
操作性 4
キャラクター 1


ごっこをモチーフとした非常に斬新な非対称型オンライン対戦ゲーム。しかしその優れたゲーム性の魅力が「13日の金曜日」の世界観を取り入れる安直さのせいで見事に殺されている。


本来パーティーゲームとしてゲラゲラ笑いながらのプレーに適したゲーム性であるはずの本作だが、ゲームキャラがキラーに捕まって、肉フックに吊るされ苦しみのたうち回りながら死んでいく様を見るにつけ、正常な神経を持つユーザーならば次第に乾いた笑いしか出なくなるだろう。


同じゲーム性でもガワの着せ方次第でもっと楽しい魅力的な作品にできたはずである。そもそも洋ゲーの開発者というのは、とりあえずセックス&バイオレンスな世界観にすれば良いと思っていそうなフシがあり、こういったものを製作する開発者も、それを有り難がるユーザーも共に下品で醜悪である。


特にここ最近のユーザーの民度の低下は見るに耐えない酷いもので、現状のプレーヤーの多くはキラーに追いかけられる生存者の立場でありながら同時に本田翼とかいうタレントの尻を追いかけるストーカーという名のキラーと化していてまさに地獄絵図である。


とはいえこうしてレビューを書いているのだから、この私も短期間ではあるが本作をプレーしていた。しかしこのような下劣極まるゲームを真面目にプレーすることは私の信念を曲げることにつながる。故に味方である生存者を裏切りキラー側に加担するようなプレーを常に意識して遊んでいた。


発電機のシュートタッチをわざとミスって生存者の位置を教えたり、キラーをキングボンビーに見立てて味方になすりつけたり。これらの地雷行為はその全てが本作の開発者ならびにユーザー達への抗議活動の一環である。


それを思うとフリスタにおける野良の地雷シンディーなどもフリスタというゲーム、ならびにユーザーに対する抗議活動であり、ある種の思想犯が自覚的にテロ行為を行っているのかもしれない。DBDの開発会社たるなんちゃら社、並びにフリスタのジョイシティ社は彼らテロリスト達の心の声にも耳を傾けるべきである。



◾︎総評


「謎解きメール」という傑作を輩出したものの全体的に見れば2018年度は低調な年であったと言わざるを得ない。多くの作品はクソゲーオブザイヤー部門にノミネートされ、その争いは熾烈を極めた。


フルプライスパッケージ+アニメサウンドエディションのDLCを購入しながらなんとなく面倒くさくて一度たりともログインしなかった結果購入代金1万くらいをまるまる損をして、さらにパッケージを家のどこかに紛失したため売ることすらできないという詐欺まがいの行為を働いた「ドラゴンボールファイターズ」のバンナム社。


リアル飲食経営サイドの人間をそのヒエラルキー最下層たる皿洗い専の立場に追い込むという耐え難き屈辱を味わわせてくれたOvercooked 2のなんちゃら社。


どうしてもチームキルしたいという欲求に耐えきれないという私の特性を悪用し、まるでそれを扇動するかのようなシステムを構築し、狙い通り私がチームキルを連発させてしまうことで仲間内で楽しく遊ぶはずだった空気を激しくシラケさせてくれた地球防衛軍5のディースリー・パブリッシャー社。


ノンケだった私をショタの沼へと引きずり込んだスーパーロボット大戦Xのやはりバンナム社・・・。


他にも多数の駄作はあったが、洋ゲーの読み方がよくわからないなんちゃら社たちとバンナム社には特に猛省を促したい。



それでは来年度もまた斬新かつ革新的な内容で愚民たちを正しく導いてくれるような心から素晴らしいと思える作品に出会えることを期待しつつ今回はこれくらいで筆を置くこととする。